2022年度日本生態学会北海道地区大会・総会及び勉強会について
日本生態学会北海道地区会員のみなさま
日本生態学会北海道地区会
地区会長 工藤岳
1. 地区大会・総会のお知らせ
以下の日程で今年度の地区大会を、Zoomによりオンラインで開催します。
日時:2022年12月10日(土) 9:25〜15:00(予定)
発表形式:講演発表は、口頭発表のみとします。ポスター発表はありません。各講演は、質疑応答を含めて20分です。
博士号を取得していない大学院生や学部生・研究生などを対象とした、優秀発表者への若手研究奨励賞の表彰も行います。
総会: 口頭発表終了後に行います。懇親会は予定しておりません。
参加申込方法:聴講のみの参加(総会を含む)を希望される方は、12月8日(木)までに以下のフォームからお申し込みください。お申し込み頂いた方には12月9日(金)に、Zoomアクセス情報をお知らせします。
https://forms.gle/zxz7mvRxT5xDBA597
大会・総会に関する問い合わせ先
北海道地区会庶務幹事 相場慎一郎 aiba@ees.hokudai.ac.jp
奨励賞:右のメニュー「大会での表彰」からご覧ください。
2. 勉強会のお知らせ
地区大会の前日に、若手向けの生態学モデリングの勉強会を行います(年齢・会員を問わず、どなたでもご参加頂けます)。現地開催とオンラインのハイブリッド形式です。是非、ご参加下さい!
日時:2022年12月9日(金) 13:00〜16:00(予定)
場所:北海道大学大学院地球環境科学研究院D201講義室(札幌市北区北10条西5丁目)+ZOOMオンライン
生態学モデリング勉強会(日本生態学会北海道地区会後援)
講師:久保田康裕氏(琉球大学)、照井慧氏(ノースカロライナ大学):講演+質疑(各1時間)
パネルディスカッション+学生個別相談会(計1時間)
講演 1)「フィールド生態学とマクロ生態学の両輪駆動で生物多様性保全を推進する」久保田康裕氏
フィールド生態学で集積された知見を俯瞰すると、個々の現場では観察不能なマクロな生態学的パターンとプロセスを把握できます。また、マクロ視点の研究アプローチは、生物多様性の保全計画の実装に関しても有益な知見を提供します。本講演では、私の研究キャリアを振り返りつつ、ローカルスケールとマクロスケールの研究アプローチを統合することで、生物多様性保全を推進することの重要性を述べたいと思います。
講演 2)「数理モデリングを通じて生物群集を表現する」照井慧氏
生物群集は、そのまま丸ごと理解できるほど単純ではない。数理モデルは、このような複雑な対象を単純な数式で表現し、読解できるよう現象を紐解くツールとしてみることができる。数理モデルには演繹的(理論モデル)と帰納的(統計モデル)なものがあるが、これらは相補的な役割をはたす。理論モデルはメカニズムからどのようなパターンが生じるのかを予測し、統計モデルはパターン(観察)からメカニズムを推論するための手法である。私はこの双方向のアプローチを組み合わせることで、生物群集をより深く理解することを目指している。本講演では、孵化放流が魚類群集の長期的な動態に及ぼす影響を調べた研究を例に挙げながら、私がこの研究アプローチに至った経緯、そしてご利益について話したい。
参加申込方法:参加を希望される方は、前日までに以下のフォームからお申し込みください(地区大会申し込みとは異なるので注意)。
https://forms.gle/4hTMPcfFvBAareg38
申し込みを完了すると自動返信メールでオンライン参加用のZoomリンクが送られてきます。しばらくしても届かない場合は地区会会計の先崎までお問い合わせください。会場参加の方も必ず申し込みの上、会場にお越しください。
勉強会に関する問い合わせ先
北海道地区会会計幹事 先崎理之 msenzaki@ees.hokudai.ac.jp